素敵すぎる26文字、恋をしたくなる一冊
26文字のラブレター 遊泳舎編 いとうあつき絵
どんな本?
恋をテーマにした「都々逸(どどいつ)」が解説、現代解釈を交えたイラストとともに紹介されています。
「都々逸」とは、江戸の終わりから明治にかけて流行した唄のこと。
基本的には「7・7・7・5」のリズムになっています。
私自身この本で初めて「都々逸」という言葉を知りましたが、「ザンギリ頭をたたいてみれば文明開化の音がする」とかも都々逸なんですね。
イラストが綺麗
この本は本屋さんで表紙に一目惚れして買っちゃいました!
それぐらい絵が綺麗。
見開きで一つ都々逸紹介していて右ページに都々逸、左ページにイラストが載せられています。
イラストが現代解釈を交えているので、より都々逸を身近に感じられます。
とにかく共感の嵐
昔に作られた言葉なのに共感できることが多すぎて、恋する人の気持ちはどの時代も変わらないと改めて思いました。
いやぁ、ロマンチック!
「恋に落ちる」、「恋に破れる」、「恋に溺れる」など6つの章に分かれています。
胸で苦しき火は焚くけれど煙立たねば人知らぬ読み人知らず p40
はぁぁ切ない......。
the 片想いじゃん......。
個人的にはこれが1番好きでした。
ここでは紹介できませんでしたがイラストも素敵すぎるので、ぜひ読んでいただきたいです!
恋したい方も、恋してる方も、当分恋はしたくない方もみんなが共感できる一冊です。